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糖尿病

糖尿病は,すい臓で十分なインスリン分泌できなくなったことにより血糖値が上がる病気です。インスリンはブドウ糖が体の細胞に吸収されてエネルギーとなるのを助ける働きをするため,体内で十分なインスリンが分泌されなくなる,あるいは全く分泌されない状態になると,血液中のブドウ糖が増加します。糖尿病はその後の日常生活の質に影響を及ぼすだけでなく,心臓疾患,失明,腎不全,下肢の切断といった重大な合併症を引き起こす可能性もあります。

 

 

糖尿病の種類

型糖尿病:「小児糖尿病」や「インスリン依存型糖尿病」とも呼ばれ,すい臓でインスリンが分泌されないために通常よりブドウ糖濃度が上昇することで起こる糖尿病です。

 

型糖尿病:最も多い糖尿病で,適切に機能するのに十分な量のインスリンが分泌されないか,身体の細胞がインスリンにうまく作用できないために起こる糖尿病です。

 

3. 妊娠糖尿病:妊娠中に初めて発症する糖尿病です。胎盤では血糖値を上げやすいホルモンが分泌されますが,そのホルモンをコントロールするのに十分なインスリンを分泌することができない場合に起こります。

 

 

糖尿病の一般的な症状は?

異常なのどの渇きや空腹感
頻尿(特に夜間)
異常な体重の減少
疲労感
かすみ目
頭痛
口の渇き,皮膚のかゆみ
 
 

糖尿病の診断方法は?

次のような血液検査が糖尿病の診断に使用されています。

ヘモグロビンA1c(HbA1c):過去2~3ヶ月の血糖の状態を把握するための検査です。

空腹時血糖検査(FPG):食事から数時間後の空腹時の血糖値を測る血液検査です。

経口ブドウ糖負荷試験(OGTT):甘いブドウ糖水溶液を飲む前と飲んだ2時間後の血糖値を測定して体内での糖分の代謝機能を調べます。

 

 

糖尿病の治療法は?

糖尿病の治療は,血糖値をできる限り通常値に戻し,合併症のリスクを下げることです。体内でのインスリンの分泌が不足している1型糖尿病の治療には,毎日のインスリン注射,計画的な運動,食事管理,自宅での血糖値測定が用いられます。2型糖尿病も食事管理と適度な運動が必要となりますが,インスリン注射ではなく通常は経口薬を処方されます。

 

 

糖尿病の治療には,健康的な食事と適度な運動の他,肥満が原因の場合は減量が重要ですが,適切かつ効果的な病気の管理には,これらと併せて定期的な血糖値の測定,薬の服用,通院が必要です。

 

 

パヤタイ2病院糖尿病・代謝センターまでお問い合わせください。

パヤタイ2病院国際対応センター

Tel:+66-2617-2444内線2020または2047,E-mail:onestop@phyathai.com

 

 



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