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顕微授精(ICSI)

人生で最も尊い贈り物

顕微授精(ICSI)は世界中の不妊で悩む人たちの間で最も広く使われている高度な技術を使用した不妊治療法です。治療技術は年々向上しており,この治療法により多くの赤ちゃんが誕生しています。

 

 

治療が必要となるのは?

次のような状態・症状のある場合,顕微授精が有効です。

 

子宮内膜症
精子の数が少ない,または質が低下している
子宮や卵管の障害(卵管閉塞,重度の卵管損傷等)
排卵障害
原因不明の不妊
 
 

顕微授精の流れは?

まず,複数の卵子を発育させるためホルモン注射を行います。卵子が成熟した後,膣壁から卵胞へ針を通して卵子を吸引して取り出します。処置は30分ほどで鎮静剤を使用します。そして,卵子の細胞質に直接1個の選別した精子を注入して受精させます。これは培養士が行います。その後,胚が成長してから,カテーテルで子宮に移植し,ホルモン(hCG値)検査で妊娠しているかどうかを確認します。

 

 

顕微授精の所要日数は?

通常,1回のサイクルは約4週間です。

 

顕微授精の成功率は?

成功率は不妊の原因や卵子の状態,年齢によって異なり,以下に示す妊娠確率のように,女性が若いほど成功率が高くなります。

 

35歳未満:41%

35歳~37歳:31%

38歳~40歳:22%

41歳~42歳:12%

 

 

不妊治療には顕微授精が最も一般的ですが,より侵襲性の低い他の治療法が選択肢となる場合もあります。治療前に専門医とよく相談して不妊の原因を把握し,最も適切な治療法を選択することが重要です。

 

 

パヤタイ2病院生殖補助センター(ARC)までお問い合わせください。

パヤタイ2病院国際対応センター

Tel:+66-2617-2444内線2020または2047,E-mail:onestop@phyathai.com

 


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