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仙骨硬膜外内視鏡レーザー減圧術(SELD)は椎間板ヘルニアによる腰痛の治療法です。胸椎の椎間板ヘルニアは40代から60代の働きざかりの年代に発症することが多い疾病で,自覚症状が全くない場合もありますが,神経根が圧迫されると化学刺激によってヘルニアの起きている箇所に痛みが出てきます。痛みが激しく,さらに悪化すると脚まで症状が広がることもあります。
SELDは非外科的な椎間板ヘルニアの治療法で,手術前に局所麻酔を注射して痛みをコントロールした後,麻酔薬を静脈投与します。
小型カメラとレーザーを使用して仙骨からアプローチし,神経を覆っている骨を小さくした後に元の場所に戻して癒着している神経を引き離します。これによって痛みが取り除かれます。
リスクが低く合併症の可能性も限定的です。
切開部が小さい(約2ミリ)ため,脊椎周辺の筋肉を大きく傷つけません。
回復時間が短く翌日には退院できます。
SELDは施術に高度な技術が必要なだけでなく,X線やMRI画像で状態を慎重に検査して診断を行う必要があります。また,金属製のプレートで骨折を治療した方には適していません。
パヤタイ病院整形外科センターでは,最も安全な方法で患者さんの幸福かつ健康な状態を取り戻すことを目指し,最新技術を導入して外科治療だけでなく非外科的治療も行っています。
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