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胃炎

胃炎は胃の粘膜が炎症を起こす病気で,突然発症する急性胃炎と,ゆっくりと進行して長期間続く慢性胃炎があります。

 

胃炎の主な原因はヘリコバクター・ピロリ菌という細菌が胃の粘膜に感染することで,放っておくと潰瘍や場合によっては胃がんに進行することもあります。一部の鎮痛剤や大量の飲酒も胃炎の原因となる可能性があります。

 

 

胃炎の症状は?

上腹部のヒリヒリするような痛み(消化不良)
吐き気
嘔吐
食後の上腹部の膨張感
疲労感
濃いこげ茶色~黒い便やコーヒー粉末のような嘔吐物は,出血のあることを意味しており,深刻な慢性胃炎の症状です。
 

 

胃炎の診断方法は?

健康状態や病歴を確認した後,精密検査のため次のような検査を行います。

 

1.上部内視鏡検査:小型カメラが搭載された細い管を使用して上部の消化器官を検査します。組織を採取して生体検査を行う場合もあります。

2. 血液検査:ピロリ菌の感染の有無等を検査します。

3. 検便:胃炎の症状である血便の有無を確認します。

 

 

胃炎の治療法は?

一般に胃炎は深刻な病気ではなく,炎症を抑える制酸剤等の薬剤の服用ですぐに症状は緩和します。炎症を悪化させる熱い食べ物や辛い食べ物等は控えるように指示されることもあります。非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を原因とする胃炎の場合はこのような薬の服用を止めることで症状が緩和します。ピロリ菌の感染が原因の場合は,細菌を殺す抗生物質による治療が一般的です。

 

 

パヤタイ2病院消化器センターまでお問い合わせください。

パヤタイ2病院国際対応センター

Tel:+66-2617-2444内線2020または2047,E-mail:onestop@phyathai.com

 


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